暮らしづくり

日本の住宅寿命は欧米に比べて短い!?これから持つべき「住宅の価値の考え方」とは?

マイホームの購入を検討しているけど、買って損しないのか気になる……

新築でも不具合があったという話はよく聞くし、価値が落ちて売れなくならないかも心配。

住宅の購入にあたって、寿命や今後の資産性はかなり大事なポイントのひとつですよね。

今回は「日本の住宅寿命」「住宅の価値に対する考え方」について、他国との比較を交えながら解説していきます。

この記事を読めば、現在の日本の住宅寿命や住宅に対する考え方がどうしてこうなったのか知ることができ、今後持つべき住宅への考え方が分かります。

改善が進む、日本の住宅業界。

以前は日本の住宅は『狭くて、寿命が短い』とされていましたが、近年では徐々に改善されており、住宅に対する不満も減少傾向にあります。

一概に全てとは言えませんが、昔の建築会社は『クレーム処理』を出来るだけ後回しにして、新規顧客へ最大限の注力ができるような体制でした。

その結果、新築購入後に不具合が起こってしまった場合に、対応がされなかったり対応が遅いと、業界自体にそのようなレッテルを貼られてしまい、『3K』や『クレーム産業』という固定概念がついてしまうようになった背景がありました。

そのため近年では、全く新しい『3K』としてポジティブに捉える会社が出てきたり、価格だけでなく、”アフター対応”を全面にアピールする会社も増えてきております。

そのため、これから更なる変化が期待される業界でもあるわけです。

日本の住宅の寿命は伸びている?

では実際のところ、住宅はどのように変化してきているのでしょうか?

実は、日本の住宅寿命は以前に比べてかなり伸びている事実があります。

戦後の住宅政策は、かなり不足してしまった住宅を出来るだけ多く建築しなければいけなかったため、『質』より『量』が優先されていました。

その結果、住宅の寿命は「約26年」とかなり短いものだったんですね。

住宅寿命を他国と比較!

・アメリカ:平均67年
・イギリス:平均81年

アメリカは67年、イギリスは81年と、他国と比較すると日本の住宅寿命はかなり短いことが分かります。

そのため、日本の場合は世代ごとに住宅を新築しなければいけない状況で、住宅ローンを払い終わった後に、また建て替えの時期がやってきます。住宅にかかるコストがかなり負担になっているんです。

イギリスの場合、81年と住宅寿命が長いため、単純に”3世代分”がその住宅を活用できる計算になります。

3世代で住宅費用を負担するため、1世代当たりのコストがかなり削減できるメリットがあり、頻繁に建て替えを行わなくて済むため、周辺の街並みや景色も守ることができるんです。

現在の日本の住宅寿命は「56年」まで伸びてきている!

2008年の調査では、日本の住宅のうち築21年以上の住宅がおよそ6割を占めているデータがあり、31年以上の住宅が2割を占めるまでになっています。

国土交通省では、平成20年(およそ10年前)に建設された住宅の平均寿命は56年と推定されており、戦後に建てられた住宅に比べおよそ2倍も伸びていることが分かります。

これから中古物件をお探しの方は、築年数の基準を『10年』で探してみると良い買い物ができるでしょう。

住宅の満足度は年々向上している!

近年、ユーザーの住宅に対する満足度は年々向上しており、理由としては国土交通省が実施する「住生活総合調査」の結果があります。 

住生活総合調査とは現在の住まいに対する居住者の満足度を調べる一環として、国土交通省が実施するアンケート調査の事で全国約9.2万世帯を対象として行う大規模調査であり、5年ごとに実施される。最近では平成30年に実施され、今回で13回目となりました。

1998年には、居住者のおよそ5割が住宅に対する不満を持っていましたが、2008年までには約3割まで減少していることが分かりました。

この結果から”7割”の方が住宅に対して『特に不満を抱いていない』ことが分かります。

ちなみに住宅の不満の原因とは、主に下記の通りになります。

・バリアフリー性
・電気代やガス代の生活負担費
・地震などに対する安全性
・断熱・気密性
・防犯性

上記の事から、住宅は機能性が結構重視されることが分かりますね。

現在の住宅のおよそ4割以上は、まだ質の十分でなかった26年以上前に建設されたため、このような不満になるのは当然ではないでしょうか。

そもそも日本と欧米では住宅への「考え方」が違う!?

イギリスでは81年の寿命を持つとされていますが、その差は単純に”耐久性”の差ではなく、住宅に対する考え方の差かもしれません。

日本の場合、住宅は「新築した直後が一番価値がある」とされており、築年数の経過とともに建物の価値が下がっていきます。

しかし、欧米ではそもそも住宅とは持った時が始まりであり、きちんと状態を維持され手のかかった住宅に価値があるとされています。

そのため、これから中古住宅など購入を検討している方は、住宅の築年数ばかり見るのではなく「その建物がどのように状態維持をされていたのか」をチェックすると良いでしょう。

さいごに

住宅とは、人間にとって1日の大半を過ごす場所であります。

そのため機能性を求めすぎてもその維持ができなければ、あまり価値を生み出しません。

住宅選びも大切ですが、設備機器の導入にも将来性を考えて、維持ができそうか判断する必要があります。

記事のまとめ

・日本の住宅寿命はおよそ60年まで伸びている。
・中古住宅を選ぶ際、築10年を基準に探すとお得。
・欧米から文化を学び、住宅の維持をしっかり行う

中古住宅のリフォームリノベーションをお考えのあなたに。

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イエキメル編集部
沖縄のイエと暮らしを創造するWEBメディア『イエキメル』です。 実家をリフォームしたい。古民家をリノベーションして移住したい。店舗を改装してお店を開店したい。 ハウスメーカーや設計事務所で、憧れの新築マイホームを建てたい。 そんな方に役立つ特集記事や施工事例、イエづくり会社を紹介しています。