よく目にする「フラット35」って一体なんなの?
住宅ローンがたくさんありすぎて、よくわからない……
このような疑問にお答えします。
この記事では、「マイホームを検討しているがどんな買い方があるか知りたい」や「住宅ローンについて詳しく知りたい」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「住宅ローンの種類や、新築だけでなく中古×リノベの魅力」までをイメージできるようになると思います。
銀行員や建設会社さんだけの意見を鵜呑みにするより、しっかりとご自身で判断ができるようになって欲しいと気持ちを込めて、記事を書きます。
この記事は4分ほどで読み終えることができます!
それではいきましょう!
フラット35を活用し、中古住宅×リノベを実現する方法

最近では新築より「中古住宅を安く購入して、リノベして住む」という生活スタイルも人気になっており、
中古住宅×リノベ専用の住宅ローンが存在します。
【フラット35】リノベ とは
対象期間は「2020年4月1日〜2021年3月31日」まで申請ベースで適用が可能になっております。
中古住宅を購入後に「性能向上リフォーム※後ほど説明」を実施することが条件で金利がかなり安くなる制度ですが
すでに「性能向上リフォーム」が実施されて中古住宅を購入する際にも適用が可能とされています。
そのためこれからマイホームを購入される方にとっては、とても有難い住宅ローンではないでしょうか。
そもそもフラット35とは?
「中古住宅×リノベ」専用のフラット35があることは分かりましたが、
そもそも「フラット35」とは一体なんなのか気になりますよね。
フラット35とは?
- 民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の住宅ローン
- ずっと固定金利のため、安心して利用できる
- メニューが豊富で住まいづくりを応援
- 保証人不要、繰上げ返済手数料不要
つまり最大で35年組め、期間中はずっと金利が固定という住宅ローンです。
こんな人に向いています!
- 安定した資金計画を立てたい人
- 金利が安定しているため、安心してずっと生活したい人
- 将来は繰上げ返済を希望している人
最大で35年なので、必ずしも”35年”で組む必要はありません。
ご自身の資金計画にあったプランをそれぞれお選びできるため、
ご自分にあった内容で住宅を安心して購入することができるメリットがありますね。
ちなみに金利の幅は1.3%〜約2.0%となっております。
【1】フラット35の審査について
どんな審査が必要なの?
申込条件
- 申込時の年齢が満70歳未満の方 ※条件によっては70歳以上も可
- 日本国籍の方、もしくは永住許可を受けている方
- 年収が400万未満の場合 年間に30%以下を支払えることが基準
- 年収が400万以上の場合 年間に35%以下を支払えることが基準
基本的に住宅を購入したい年代の方は対象となりますので、審査の壁はそこまで高くありません。
返済方法
- 元利均等毎月払い
- 元金均等毎月払い のどちらかを選ぶことが可能
※6ヶ月ごとのボーナス払い(借入金の40%以内)も可能
またフラット35の特徴としては、”保証人”が必要ないことがメリットでしょう。
【2】フラット35の融資手続き・必要書類について
それぞれ手続きは異なりますが、今回は中古住宅を購入する際の手続きを紹介します。
中古物件を購入する手続き
- 物件検査の申請 → 合格
- 融資借入の申込
- 審査結果のお知らせ ※申込から1〜2週間程度
- 借入のご契約
ここで注意点ですが、物件の調査が完了したとしても必ず借入ができるとは限りません。
ご自身に返済能力があるか金融機関の審査の結果によっては、借入ができない可能性があることも十分に理解しておく必要があります。
取扱金融機関へ提出書類について
- ①借入申込書 ※取扱金融機関にて用意されています
- ②所得を証明する書類
- ③売買金額が確認できる書類
- ④住宅の登記事項証明書
- ⑤土地の登記事項証明書
【3】フラット35のメリット・デメリットについて
メリット
- ①景気に左右されず、支払いの見通しが立てやすい
- ②保証人が不要
- ③自営業でも申込が可能
①景気に左右されない
一番の特徴は「長期固定金利」というところにありますので、景気が悪くなろうが関係ありません。
②保証人がいらない
他の住宅ローンの場合、保証人や保証料と行った担保が必要になってきますが
フラット35ではそれが必要ありません。
③大事なのは「収入が見込めるか」
収入が見込める方が対象となるため、「安定した収入」が見込める方なら自営業でも申請可能となります。
以上が一般的なフラット35の詳細になります。
【フラット35】リノベを活用して中古住宅をリノベーション

ここから具体的なお話をしていきましょう!
もう一度おさらいすると、【フラット35】リノベはある一定条件をクリアすることで
通常1.3%〜約2.0%とされている借入金利ですが、
それを一定期間0.5%に引き下げる制度のことです。
そのため現在、資金に余裕がなくてもマイホームを手に入れることができ
かつ一定期間は低金利という特に若い世代に対してピッタリの制度ではないでしょうか。
【フラット35】リノベの申込条件
- ①中古住宅を購入して、性能向上リフォームを行う場合
- ②性能向上リフォームが行われた中古住宅を購入した場合
引用元:https://www.flat35.com/loan/reno/index.html
対象期間
- 2020年4月1日〜2021年3月31日までの申込に適用
今年から1年間適用できる制度なので、現在マイホームを検討している方にとってはかなり有効な制度になるのではないでしょうか。
性能向上リフォームとはなんでしょうか?
それについて解説していきます!
【1】性能向上リフォームとは
簡単に説明すると、お家の性能を以前より上げるリフォームのことで
例えば建物の耐久性や介護用のバリアフリー性などが上げられます。
そのため、先ほどの【フラット35】リノベに関しては
この性能向上リフォームの一定条件を満たす事が必要となるんです。
①省エネルギー性 「夏涼しく冬暖かい住宅に」
省エネルギー性とは、名前の通り住宅本体の省エネ性を上げるため
「夏は涼しく、冬は暖かく」するために壁や天井内部に断熱材などを追加する必要があり
窓も複層ガラスと行って、日光をあまり吸収しない断熱性の高い窓にすることで申請の対象となります。
②耐震性 「地震に強い住宅に」
耐震性とは、壁の中に特殊の工事を施す作業により地震に強いお家を作る事です。
これから新築される住宅はある程度、耐久性は高い住宅とされていますが
築年数が経過した住宅に関しては、耐久性が低くなっている恐れがあるため
一定の耐久性の基準をクリアしなければいけません。
③バリアフリー性 「移動らくらくで将来も安心な住宅に」
以前の住宅はとにかく”段差”が多いです。そのためお家の中で躓いて怪我をしてしまうケースもあります。
またトイレやお風呂場に廊下との段差があると、介護を要した際に非常に危険ですので
住宅内の段差を解消していく必要があります。
それだけでなく、トイレの広さを車椅子が入れるように幅を広げる事も対象になります。
④耐久性・可変性 「丈夫で長持ちな住宅に」
先ほどは建物自体の耐震性でしたが、内部のお風呂場などをユニットバスに変える事で
内部全体の耐久性を上げていく必要があるという事です。
また木造住宅の場合は、骨組みが腐食しないように薬剤を塗布していく作業も必要になります。
以上のいずれかをクリアすれば申請が可能になります!
【2】中古物件を選ぼう
上記で【フラット35】リノベの特徴が理解できたと思います。
中古住宅を購入した後に性能向上リフォームを行う事で【フラット35】リノベを活用する事ができるため
マイホームを検討している方にとっては、かなりオススメの制度ではないでしょうか?
記事のまとめ
記事の内容はいかがでしたでしょうか。
これからマイホームの購入を検討している方にとっては、少しでもヒントになれば幸いです。
記事のまとめ
- 新築だけでなく、中古住宅に対しても融資が受けられます!
- 融資プランにもそれぞれ特徴があるため、自分にあったプランを選ぼう!
- 中古住宅×リノベで理想の住まいを見つけよう!
融資プランもいくつか比較して、
納得のいくお家選びをしましょう!!
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