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【頭金なしで家を買う】メリットとデメリット・注意点について解説

「新築を建てたい」

「中古物件を購入しよう」

そう思ったときに気になるのが「頭金」です。

この記事では、家を買う際の頭金について、概要や相場、頭金なしで家を買うメリット・デメリットや注意点について解説します。

記事を読んだあと、あなたなら頭金を払いますか?

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家を買う際の頭金について

マンションの画像

そもそも頭金はどういうもので、なぜ必要といわれるのでしょうか?
ここでは頭金の概要や相場について見ていきます。

頭金の概要

頭金は、何かの購入時にローンを組む際、ローン額を極力減らすために払うものです。

たとえば新築を3,000万円で建てるとき、頭金なしなら3,000万円のローンを組みます。一方で頭金を500万円入れた場合、残りの2,500万円についてローンを組むことになります。

頭金を払ってローン額を減らすメリットのひとつは、生じる利息を減らせることです。

ローン額が大きいと利息額も大きくなるため、返済額が余計に増えます。このため、「払えるお金は頭金として先に支払っておきたい」と考える人が多いのです。

頭金の相場

ローン額を減らすための頭金ですが、家を買う際の相場はどのくらいでしょうか?

家を買う地域や土地の有無などによって変わってきますが、購入額の2〜3割を頭金として支払うケースが多いようです。    

ただし、この割合はあくまで相場であって、もっと多めに頭金を払う場合もあれば、頭金なしの場合もあります。近年の低金利を背景に、頭金なしで組めるローンも多く存在します。

【頭金なしで家を買う】メリット4つ

電卓とスマホの画像

ここからは、実際に頭金なしで家を買う場合に生じるメリットを4つご紹介します。

まず結論として、以下の4つがメリットです。

  1. 手持ち資金を確保できる
  2. 住宅ローン減税(控除)の額が大きくなる
  3. すぐに買える(建売など)
  4. ローン完済を早められる

それでは詳しく解説します。

メリット①:手持ち資金を確保できる

頭金なしで家を買う場合、購入時の手出しを抑えることができます。

家を買うタイミングとして多いのが、子どもが生まれたときです。子育て世代は、おむつ代や服代、保育料など予想以上にお金がかかります。そのほか、家族全員の医療費など、急な出費にも対応しなければなりません。

このようなリスクに対応するために、ある程度は手元にお金を確保したい場合、「頭金なしで家を買う」ことは有効な選択肢になります。

メリット②:住宅ローン減税(控除)の額が大きくなる

頭金を払う場合と比べて、住宅ローン減税の対象額が大きくなることもメリットです。

住宅ローン減税は、「住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除」のことで、言い換えると「家のローンがあれば所得税(一部住民税の場合もあり)を一部控除できる」制度を指します。

以下の計算式で算出された額を、所得税や住民税から控除できる仕組みです。

控除額=(年末時点でのローン残高)×控除率

この控除額は、基本的にローンの額に応じて大きくなりますので、頭金を払わずフルローンを組んだほうが良いことになります。

ただし、直近の制度改正で、今まで1.0%だった控除率が0.7%に変更されたため注意が必要です。

メリット③:すぐに買える(建売など)

すぐに家を買えることも、頭金なしのメリットです。

多くの人は、「家を買うために、まずは頭金を貯めよう」と考えます。

しかし、「建売物件などでどうしてもその物件がいい」場合には、頭金を貯める間に売れてしまう場合があります。

人気の土地や間取りであれば、すぐに売れてしまうでしょう。

このようなとき、頭金なしなら貯める期間が必要なく、すぐに購入手続きに入れます。

メリット④:ローン完済を早められる

頭金を貯める期間をなくし、むしろ早めにローンを組むことで、完済する時期を早められるのもメリットです。

頭金を貯める期間を設けて、そこからローン返済を始めたとき、ローンの組み方によっては退職後まで払い続けなければならないケースも出てきます。

これを避けるため、頭金自体をなくして早めにローンを組むことで、現役世代のうちに完済を目指すことができ、老後のリスク回避にもつながります。

【頭金なしで家を買う】デメリット3つ

スーツを着た男性

ここまで頭金なしで家を買うメリットを解説してきましたが、反対にデメリットもあります。

以下の3つです。

  1. 借入額が大きくなる
  2. ローン審査が通りづらい
  3. 担保割れリスクがある

それでは見ていきます。

デメリット①:借入額が大きくなる

頭金なしの一番のデメリットは、ローン借入額が大きくなることです。

家を買う費用について、まるまるローンを組むことになるため、ローンの金利によって返済額が大きく変わってきます。

この点については、住宅ローン減税でどのくらい節税できるのかも含めて検討することが必要です。

デメリット②:ローン審査が通りづらい

頭金なしの場合、頭金を入れる場合に比べてローンの審査に通りづらくなります。

借り入れる額が大きくなるため、金融機関も慎重に審査を行います。

このデメリットについては、購入額自体を抑えることや、金融機関に対して返済計画をきちんと説明するなど、とれる対策があります。

また、「頭金無しで借りられる」と謳っている住宅ローンもあるため、その中から選ぶのも一つの手です。

デメリット③:担保割れリスクがある

担保割れリスクもデメリットといえます。

将来家族が増えた場合や転勤などで別の家に「住み替え」を考える際、頭金なしのローン残高が家の売却益を上回るケースがあります。これが担保割れリスクです。

こうなると、住み替え後の家にかかる費用に加えて、住み替え前の家のローン返済も続くこととなり、二重の返済が必要になります。

頭金なしで家を買う際には、このリスクにも注意しましょう。

【頭金なしで家を買う】注意点5つ

営業の女性

それでは、メリットとデメリットを踏まえて、頭金なしで家を買うときの注意点について解説します。

注意点は5つです。

  1. 貯蓄は確保しておく
  2. ローン申請は計画的に行う
  3. 金利の種類に注意する
  4. 住宅の維持費を考慮する
  5. 教育費など住宅以外の費用に留意する

詳しく見ていきましょう。

注意点①:貯蓄は確保しておく

まず、貯蓄は十分に確保しておきましょう。

ここで「頭金なしならお金は貯めなくていいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。

頭金を入れない場合、少なからず毎月のローン返済額は増えることになります。

つまり、その他の費用に回せるお金が減ってしまいます。

このような状況でも急な出費に対応できるよう、ある程度の貯蓄を確保しておくようにしましょう。

注意点②:ローン申請は計画的に行う

頭金なしでローンを組む場合、申請は計画的に行いましょう。

金融機関から見ると、なぜ頭金なしなのかは気になる点です。

このような疑問に対して、先回りして回答を準備しておくことが大切です。

返済計画もしっかり立てておき、金融機関から不安に思われないようにしましょう。

注意点③:金利の種類に注意する

頭金なしで家を買う場合、金利の種類にはとくに注意しましょう。

金利の種類には、返済まで利率が同じ「固定金利型」、毎年(多くは年2回)利率が変わる「変動金利型」、固定の期間を決めておき、その後は変動金利に移行する「固定期間選択型」の大きく3種類あります。

現在は低金利が続いているため、3種類の中でもとくに利率を低く抑えられる変動金利を選択する人も多いと思いますが、あえて固定金利を選び、返済額は一定で、将来の金利上昇に備える選択も可能です。

頭金なしは金利の影響が大きいため、自分のライフスタイルやライフステージに合わせて十分検討しましょう。

注意点④:住宅の維持費を考慮する

家を買う場合、建物代など初期費用(購入費)ばかりに意識が向きがちです。

しかし、建てた後のランニングコストにも気を配る必要があります。

定期的な外壁塗装のほか、雨漏りの際の屋根修繕など、ランニングコストには予期しない費用がかかる場合も出てきます。

頭金なしの場合には、月々の返済額に加えてランニングコストを負担できるのか、シミュレーションが大切です。

注意点⑤:教育費など住宅以外の費用に留意する

ランニングコストに似た話ですが、ローン返済額以外にかかる教育費など、住宅以外の費用にも留意しましょう。

一つの例ですが、「頭金を入れなかったために月々の住宅ローン返済額が大きくなり、教育費を圧迫したことで、今度は教育ローンを借りなければならなくなった」ような場合は本末転倒です。住宅ローンに比べて教育ローンは金利が高く、負担が増えるからです。

将来のお金のやりくりが心配であれば、家を買うタイミングで頭金を入れておくことも検討しましょう。

まとめ:家を買うときの頭金はメリット・デメリットを踏まえて考えよう

この記事では、頭金なしで家を買う際のメリット・デメリット、注意点を中心に解説しました。

一般的に「頭金は入れたほうがいい」と考える人が多いのですが、家族構成やライフスタイルによっては「頭金なし」も選択肢になりえます。

家を買う場合には、最初から頭金ありきで考えるのではなく、事前調査やシミュレーションをしっかり行い、後悔がないようにしましょう。

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